身近なご親族に幼くなして命を亡くした方はいませんか?
水子とは流産や中絶、病気等で亡くなった胎児のことです。
「水子(みずこ)」という表現の由来には、命を落としてしまった赤ん坊を、
主に水葬(遺体を海や川、湖に葬る)だったという説があります。
生まれることなくお腹の中で…、生まれて間もなく息を引き取った…、
いずれの場合も子供を亡くす事はとても辛く悲しいものです。
亡くなった子の冥福を祈り、しっかりと供養してあげたい。
そのような際に、一般的に行われている供養が「水子供養」です。
水子供養をすることによってお子様の供養のみならず、
子を失ったご遺族の心も少なからず救われることでしょう。
幼いお子様や赤ちゃんというのは大人よりも「生きる」ことに
こだわっていると言われています。
ですので命を失ってしまった水子様はしっかりと供養する
必要があるのです。
水子供養(みずこくよう)とは、流産、死産、中絶、あるいは幼くして亡くなった子どもの霊を供養する儀式や行為を指します。「水子」とは、特に亡くなった子どものことを指す言葉です。
背景と目的
水子供養は、日本において主に以下のような目的で行われます:
- 子どもの霊を供養する
流産や死産、中絶などで命を失った子どもの霊に安らぎを与えるため。 - 両親の罪悪感や悲しみの癒し
子どもを失った悲しみや、中絶に伴う罪悪感など、心の苦しみを和らげるため。 - 家族の安寧を祈願する
子どもの霊が悪影響を及ぼさないように祈る場合もある。
水子供養の内容
水子供養の具体的な内容は寺院や宗派によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります
- お経の読経
僧侶が読経を行い、子どもの霊を慰める。 - お地蔵様への祈り
水子供養に関連して、お地蔵様(地蔵菩薩)が重要視されます。お地蔵様は、子どもたちを守り導く存在とされています。 - 供物やお花を供える
子どもの霊を慰めるために、お供え物やお花を捧げる。 - 戒名の授与
場合によっては、亡くなった子どもに戒名を授けることもあります。