新生活を迎えるにあたって得度を受けることは、人生の大きな転換期に精神的な新たな出発点を求めるという意味で、非常に意義深い決断と言えるでしょう。

得度とは

得度(とくど)とは、仏教において在家者が仏門に入り、僧侶となる儀式のことです。「度」の字には「渡る」という意味があり、迷いの世界から悟りの彼岸へと渡ることを象徴しています。得度を受けることで、仏弟子としての身分を得て、仏道修行の道を歩むことになります。

新生活と得度

就職、転職、結婚、移住、定年など、人生の節目となる新生活は、新しい環境や人間関係、役割の変化など、様々な面で大きな変化を伴います。そのような時期に得度を受けることは、以下のような意義が考えられます。

  • 新たな価値観の確立: 仏教の教えに触れることで、これまでとは異なる価値観や生き方を見つめ直すきっかけとなります。
  • 精神的な安定: 変化の多い新生活において、仏教の教えや修行は心の支えとなり、精神的な安定をもたらす可能性があります。
  • 自己との向き合い: 瞑想などを通して自己の内面と深く向き合うことで、新たな自分を発見し、成長を促すことができます。
  • 社会との繋がり: 寺院や僧侶との繋がりを持つことで、新たなコミュニティに属し、社会との関わりを深めることができます。
  • 心機一転の決意: 得度という儀式を通して、過去の себя と決別し、新たな気持ちで人生を歩み始める決意をすることができます。

得度を受けるには

得度を受けるための条件や手続きは、宗派や寺院によって異なります。一般的には、以下のようなステップが必要となることが多いです。

  1. 師となる僧侶を見つける: まずは、大福寺に相談し、師となる僧侶を探します。
  2. 寺院での修行: 一定期間、寺院で修行生活を送ることが求められる場合があります。
  3. 得度講習や試験: 仏教の教えや僧侶としての心得などを学ぶ講習を受けたり、試験に合格したりする必要があります。
  4. 得度式の挙行: 師僧のもと、剃髪や受戒などの儀式を経て、正式に僧侶となります。

費用について

得度にかかる費用は入度料、修行期間中の費用、袈裟や衣類などの準備費用などが考えられますので、事前に確認が必要です。

注意点

  • 家族の理解: 得度は、 大きな変化をもたらすため、家族の理解と協力が不可欠です。
  • 宗派の選択: 仏教には様々な宗派があり、教えや修行方法も異なります。ご自身の考えや希望に合った宗派を選ぶことが大切です。
  • 寺院との相性: 長くお世話になる寺院や師僧との相性は非常に重要です。事前に十分に話し合い、信頼関係を築けるかを見極めましょう。
  • 覚悟: 僧侶としての生活は、世俗的な生活とは異なる面が多くあります。得度を受けるには、相応の覚悟が必要です。

新生活での得度を検討するにあたっては、まずは大福寺までご相談いただき、得度に関する詳しい情報を収集することをおすすめします。 僧侶に直接話を聞くことで、疑問や不安を解消し、 最適な道を見つけることができるでしょう。